皆さんは薬局での医療安全の取り組みについてご存知でしょうか。 今回はそれについて、少しご紹介したいと思います。 まず薬局の流れですが、処方箋を受付後、まずその処方内容を薬局のパソコンに入力し、処方箋の内容を薬剤師が確認し、薬を取り揃えます。 例えば小児科の内容でしたら、その患者さんの年齢・体重に対して、薬の量や飲み方が合っているかなどを確認しながら作ります。 次は別の薬剤師が、取り揃えられた薬が処方箋の内容と合っているのか、また、処方箋内容がその患者さんにとって健康被害に繋がらない内容になっているのかを確認します。 xお薬手帳や血液検査の結果を持参して頂ければ、それも確認します。 例えば、お薬手帳の内容を確認することで他の医療機関で処方されている薬と、今回処方の薬との相性が問題ないかを確認できます。血液検査の結果からは、その患者さんの腎臓・肝臓などの数値を確認して、薬の内容や量が適正か、もし変更が必要な場合は処方医師へ確認・提案などを行います。 他にも、医師からの処方内容に疑わしい所がある時にも 処方医師へ連絡をとり、確認や提案を行います。 こうして、1人の患者さんの処方箋に対して、何人かの目を通して、ダブルチェック、トリプルチェックを行うのです。 その結果、患者さんの健康被害に繋がることがないよう、未然に防ぐことができます。 防いで終わりではなく、そういった事象を報告・集計し、重大な事例に繋がることのないよう今後に活かす為、事例の共有・見直しを行い、対策を考えたりしています。 患者さんにとって安心・安全な医療機関であり続けられるよう、 今後も医療安全の取り組みを行い続けていきたいと思います。