一般社団法人 泉州メディカ

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2020.06.23
在宅日誌

タンポポ薬局

丁寧な説明で飲み過ぎを改善 

訪問担当を引き継いで半年以上が経つ60代患者さんの話です。

引継ぎ当初はどんな患者様なのか、探りながら訪問していました。

ある時から、腰痛の訴えをよくされるようになり、施設ヘルパー、職員、訪問看護師の方からの相談も増えました。

精神的な不安感から来る痛みだったようで、痛み止めをたくさん欲しがり、夜中にコールをされることも増えたため、どうするべきか訪問看護師と話合いました。

相談後、頓服の痛み止めについて「何回までしか飲んではダメ。」ではなく、「夜中痛みひどいなら寝る前に飲んでみてください。」と具体的に説明し、聞き取りの際も色々な事を話すことで痛みに気が向きすぎないように工夫しました。訪問看護師、ヘルパーにも説明内容は周知してもらい、患者さんに聞かれたときは統一して説明してもらいました。

その後、患者さんより「必ず飲まないといけないですか?」と相談を受け、「痛みが無いなら、飲まなくてもいい薬ですよ。」と説明すると、安心されたようで「そうだったのね、ありがとう。」と言っていただけました。

訪問を重ね、痛み止め服用回数がだんだん減り、夜中のコールもなくなったと報告を受けました。

患者さんに合わせて説明を変える大事さを実感しました。