昨年の8月から在宅訪問を開始し、月に2回程度訪問しているAさん。
お薬カレンダーを利用しているのですが、カレンダーの位置がとても気になるようでマグネットをたくさん使って固定しています。
夜は、布団を敷いて寝ていましたが、起き上がりや、立ち上がり等が大変になったので介護ベッドを入れることが決まりました。
Aさんも、ベッドが搬入された当初は上機嫌でしたが、搬入されて3日後に訪問した時には、「転落防止柵に掛け布団が引っかかる」とおっしゃられ、体調やお薬の話は一切せずに布団の話ばかりしていました。
それから2週間後の訪問時にはベッドは取り除かれて再び布団に戻っていました。
どうしても掛け布団が気になってゆっくり眠れなかったそうです。
Aさんに関わっている医療従事者は少し困惑していましたが、Aさんの意向に寄り添ったかたちになりよかったです。
お薬のほうはといいますと飲み忘れなくきちんと飲んでくれています。
月に1回の薬も月初めの1日に飲むことを固定することにより間違いなく飲めています。
4月に入って心不全の症状が悪化して3週間ほど入院されていましたが、退院後には「心臓なんかなんともない」と元気にお話をしてくださいました。
これからも飲み忘れなくお薬が飲めるように見届けたいと思います。