一般社団法人 泉州メディカ

Topicsお知らせ

2018.12.07
在宅日誌

たかさご薬局

90歳代の高齢患者さんのお話。

11月より訪問開始しました。

初回訪問時に今までの薬を見せてもらうと、色んな場所から薬が出てきました。

一包化(お薬を飲み方ごとに小分けにして飲みやすいようにする方法)をしているのにずいぶん前の薬がたくさん出てきたので、飲み忘れがあるのかなと思い聞いてみました。

すると錠剤の飲み込みがしんどくなってきていて、喉につっかえて飲めてないことが多いとがわかりました。

確かに処方内容を見ても13回毎食後に加え、寝る前、食前、食後2時間と、とにかく服用の回数が多く、錠数も多かったのです。

そこで、残薬を持ち帰り整理して次回に使えるものは再利用しました。そうすることで患者さんの薬代が軽減し助かったとおっしゃって下さいました。

さらに、飲み方の整理を主治医の先生と相談し、まとめられるものはまとめ、出来るだけ飲む回数を少なくして飲んでもらえるよう工夫しました。

漢方薬は残薬が多く、服用が必要なのかを主治医と検討し減らすこととなりました。

錠剤の飲み込みが難しいとのこと対しては、今後服薬ゼリーを進めていく予定です。

薬の管理を薬剤師がすることで少しずつですが、残薬も少なくなってきています。

もっと飲みやすくなるようにこれからも工夫出来るところはしていこうと考えています。