一般社団法人 泉州メディカ

Topicsお知らせ

2018.10.12
在宅日誌

協和薬局

お薬手帳を活用していた患者さん

○○さんは独り暮らしの患者さんです。引越しのため、協和薬局で在宅訪問を開始することになりました。薬局だけでなく、往診、訪問看護も新しく開始になりました。

初回の在宅訪問では、残薬を整理するのに時間が掛かり、また、いつもらった薬なのかさっぱりわからない、ということが多々あるため覚悟して○○さん宅へ訪問しました。

初めて会った○○さんは、手足に麻痺があり不自由ですがコミュニケーションに問題はなく、とてもしっかりした方でした。薬の管理も出来ていて、服用していない残薬はありませんでした。

アレルギー症状を抑える薬が何種類か処方されていましたが、お薬手帳をきちんと貼ってくれていたため飲み始めた時期がわかりやすく、また、「この薬は皮膚科でもらったので飲んでいます。」「この薬は皮膚科の薬をもらってからは飲んでいない。」など答えていただいたので、必要のない薬は往診の医師に依頼して処方を削除してもらうことが出来ました。

○○さんは引っ越すまではヘルパーさんに病院へ連れて行ってもらっていたため、それまでの薬の情報がお薬手帳からしか分からなかったので、手帳のシールをきちんと貼っていただいていたことで必要のない薬を省くことが出来て非常に助かりました。

薬局ではお薬手帳は毎回処方箋を出すときに一緒に出していただくことをお願いしています。自分の薬がわかるだけでなく、他の医療機関に行ったときなどに非常に役立つものです。また、災害時などの非常時にもお薬手帳は活躍します。是非、お手帳を活用していただけたら嬉しいです。