○○さんの在宅訪問を担当するようになって約2年になります。
質素ながらいつも整理整頓されたお部屋になっており、訪問当初はご自身も服装に気を配る様子がみられました。
当初は訪問するとダイニングに座って待っておられましたが、半年ほど前からは体調がすぐれないようで、ベッドに横になられたままのことが多くなりました。
今年の夏以降は食欲も無くなり、薬剤の調整などもしていますが、体調と共に気持ちが弱くなっているのが見受けられました。
そして先日「もうお迎えが来るかもしれない」とお話されました。
このような発言をされたとき、いつもどうお答えしてよいか、一瞬言葉に詰まってしまいます。
「大丈夫だよ」「そんなことないよ」と言葉にするのは容易ですが、簡単にそのようなことを言わない方が、このような言葉を口にしたときのお気持ちを想像すると、尚更どのような言葉をかけてあげればよいのか、「共感する」とはどういうことなのか、迷ってしまいます。
幸い○○さんの体調は回復しつつあり、食欲も増してこられ、最近は再びダイニングに座って待ってくれています。あの日以降、このような発言はされていません。
これからも自問自答の日々が続きます。